220714|プレスリリース|水産総合研究センター

プレスリリース

平成22年7月14日
(独)水産総合研究センター
迅速に、生かしたまま、養殖ヒラメの病気を診断する「解析チップ」を開発
~血液検査によるヒラメの健康診断が可能に~

ポイント
・病気感染の兆候や履歴を短時間で診断できる「解析チップ」を開発しました。
・ヒラメを生かしたまま検査できるので、定期検診による健康管理が可能となります。

1.独立行政法人水産総合研究センターは、大分県農林水産研究指導センター、日本獣医生命科学大学と共同で、重要な養殖魚であるヒラメの病気の早期発見に役立つ「解析チップ」の開発に成功しました。

2.このチップにはヒラメの血液成分を検出するための抗体や病原体タンパク質が多数貼り付けてあります。ヒラメを生かしたまま少量の血液を採取してチップに反応させると、該当する病気のスポットが発色し、病気への感染やその兆候、さらには過去の感染履歴まで、短時間で診断できます。

3.この技術により、ヒラメ養殖場で大きな被害を引き起こしている魚病の早期発見が可能となり、病気の蔓延防止や被害軽減の効果が期待されます。

4.今後は、この診断技術をさらに簡略化し、養殖現場で簡便に使える方法へと改良していく予定です。さらに、我々人間が健康診断を受けるように、定期的な血液検査によってヒラメの健康管理を行う方法を確立するための研究を進めます。


※この成果は、農林水産省農林水産技術会議の『新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業「抗体・プロテインチップを用いたヒラメの健康管理技術の開発」(平成19~21年度)』により得られました。

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本件照会先:
独立行政法人水産総合研究センター
経営企画部 広報室 広報企画係長 佐野春美 TEL:045-227-2624
養殖研究所 病害防除部長 乙竹 充 TEL:0599-66-1839
養殖研究所 健康管理研究グループ長 中易千早 TEL:0596-58-6479