プレスリリース

平成22年12月24日
水 産 庁
(独)水産総合研究センター
水産庁漁業調査船 開洋丸によるサンマ・アカイカ資源調査

 水産庁は漁業調査船 開洋丸により、平成23 年1 月13 日から3 月14 日まで、北西太平洋海域においてサンマ及びアカイカの資源調査を実施します。

1.調査の背景と目的

 サンマ及びアカイカは北太平洋の中緯度水域に広く分布する高度回遊性種であり、サンマにおいては我が国における漁獲可能量(TAC:Total Allowable Catch)の設定魚種である重要な水産資源であり、また、アカイカも重要な加工原料として利用されています。
 しかしながら、サンマの冬季における成熟や産卵生態は未だ不明な部分が多く、また、アカイカにおいても冬春生まれ群成体の分布情報が少ないところです。
 このため、水産庁では、(独)水産総合研究センターの協力のもと、冬季におけるサンマの分布・産卵生態、アカイカの分布状況等に関する調査を実施します。


2.調査期間

 平成23 年1 月13 日(東京出港)~平成23 年3 月14 日(東京入港)(61 日間)


3.調査海域

北西太平洋海域
北西太平洋海域


4.調査項目

  ・中層トロール及び幼魚ネットによるサンマ、アカイカ成魚・未成魚漁獲
  ・仔稚魚及び動物プランクトンの採取、基礎生産の測定
  ・計量魚群探知機による主要浮魚類の資源量推測
  ・海洋気象観測(水温、塩分、気温、風速等)


5.調査船

 水産庁漁業調査船 開洋丸(総トン数 2,630 トン)


本内容は水産庁ホームページでもご覧頂けます。



本件照会先:
水産庁
増殖推進部漁場資源課 国際資源班 田原、香川 (代表)03-3502-8111 (内線6803) (ダイヤルイン)03-6744-2380 (FAX)03-3592-0759

独立行政法人水産総合研究センター
経営企画部 広報室 広報企画係長 佐野 TEL:045-227-2624

調査の具体的な内容について
 (サンマ関係) 東北区水産研究所八戸支所 中神 TEL:0178-33-3411
 (アカイカ関係) 遠洋水産研究所 酒井 TEL:045-788-7504