230706-2|プレスリリース|水産総合研究センター

プレスリリース

平成23年7月6日
独立行政法人水産総合研究センター
西表島近海の禁漁区がナミハタの重要な産卵場であることを確認
-水中カメラで産卵の瞬間の撮影に成功-

 八重山地方で漁獲されるナミハタ(ハタ科)は亜熱帯沿岸域の重要な水産資源です。西表島と小浜島の間にあるヨナラ水道にはナミハタの産卵場があることが知られており、地元の漁業者は経験的に禁漁区と禁漁期間を特定し、産卵群の自主禁漁を実施しています。

 水産総合研究センター西海区水産研究所は、平成22 年から沖縄県水産海洋研究センター石垣支所と共同で、産卵場保護効果の検証を実施してきました。その結果、ナミハタの産卵は自主禁漁区内で行なわれること、一年のうちでも限られた日である産卵日の数日前から親魚が産卵場に集結すること、産卵の時間帯は午後11 時過ぎからの数十分以内であることがわかりました。また、同時間帯に、ナミハタの卵と思われる大量の魚卵の採集にも成功しました。

 これにより産卵場保護の有効性を証明するとともに、産卵時刻とそのときの潮流の解析から産卵場で産み出された卵がどこに輸送されるかの推定が可能になり、生育場の保護と合わせることで、ナミハタの資源回復に大きく貢献するものと期待されます。

詳細資料

本件照会先:
独立行政法人水産総合研究センター
経営企画室広報室 広報企画係長 濱田桂一 TEL 045-227-2622
西海区水産研究所 亜熱帯研究センター 主任研究員 名波 敦 TEL 0980-88-2869
センター長 町口 裕二 TEL 0980-88-2571