プレスリリース
平成24年3月16日
独立行政法人水産総合研究センター
独立行政法人水産総合研究センター
シラスウナギの安定大量生産に向けたプロジェクト研究を始動
・水産総合研究センターを中心とする研究グループが、平成24年度の農林水産技術会議委託プロジェクト研究として「シラスウナギの安定生産技術の開発」を始動。
・大量採卵技術や人工飼料等の開発を通してシラスウナギの大量生産技術を開発し、ウナギの安定供給を目指します。
・大量採卵技術や人工飼料等の開発を通してシラスウナギの大量生産技術を開発し、ウナギの安定供給を目指します。
水産総合研究センター、静岡県水産技術研究所、近畿大学の3機関で構成する研究グループは、平成24年度より、農林水産技術会議の委託プロジェクト研究「天然資源に依存しない持続的な養殖生産技術の開発」の一部として、「シラスウナギの安定生産技術の開発」に取り組むこととなりました。
ウナギ養殖に使われる天然シラスウナギは近年不漁が続いており、養殖用種苗の確保、価格の高騰が問題となっています。
水産総合研究センターは、これまでにウナギの種苗生産技術を開発し、世界に先駆けてシラスウナギの飼育に成功するとともに、平成22年4月には、シラスウナギを親ウナギに育成して採卵、種苗生産する「完全養殖」に成功しました。新たなプロジェクト研究ではこれらの成果を基礎として、量産化に向けて重要なステップとなる大量採卵技術の開発や、人工飼料、飼育容器等の開発といった難易度の高い課題に重点的に取り組み、シラスウナギの安定的供給に貢献します。
本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター | ||
研究推進部 | 服部 圭太 | TEL:045-227-2715 |
経営企画部 広報室 | 角埜 彰 | TEL:045-227-2624 |