第7回成果発表会を開催しました

 第7回成果発表会「探り、知り、そして活かす水産研究」を10月28日(水)に都内の九段会館大ホールにて開催しました。200名以上の方が来場し、熱心に耳をかたむけていました。
 今回は、音響による資源調査で「探り」、ベニズワイの大移動やウナギの産卵生態を「知り」、そしてウナギの完全養殖の技術に「活かす」挑戦をテーマとしてとりあげました。特に昨年今年と話題となったウナギについては来場者の関心も高く、マリアナ海域で捕獲したときの苦労やウナギの初期餌料などについて聞かれていました。中には、人工生産したウナギの味についての質問も飛び出し、「とてももったいなくて味見していません」との回答に会場も沸いていました。
 発表の他にロビーでは、昨年のウナギの産卵生態調査において世界で初めて捕獲された成熟したウナギの親魚の標本の展示や、水研センター叢書の販売を行いました。今後とも皆様のご理解と一層のご支援をよろしくお願い致します。なお、講演の概要は要旨集をご覧下さい。

開催案内

会場の様子

  主催者挨拶
   (独)水産総合研究センター 理事長 中前 明

招待講演-水産研究への期待-
朝日新聞社 論説委員 辻 篤子

イルカからイワシまで音で見つける水産資源
水産工学研究所 生物音響技術開発チーム
赤松 友成

ベニズワイの生活史と漁場水深の関係から持続的な
利用を探る~水深2000mからの大移動~
日本海区水産研究所 資源生態研究室 養松 郁子

  完全養殖への挑戦その1
-前人未踏の人工種苗生産技術の開発-
養殖研究所 繁殖研究グループ 田中 秀樹

  完全養殖への挑戦その2
-シラスウナギの大量生産をめざせ!-
志布志栽培漁業センター 橋本 博

  完全養殖への挑戦その3
-日本列島から南へ2500km!! 熱帯の太平洋上で世界初の
ウナギの親魚を捕獲!-
   中央水産研究所 資源増殖研究室 黒木 洋明

   ロビーで展示された世界で初めて捕獲された
成熟ウナギの標本を見入る来場者

   水研センター叢書の販売も行われ、
手にとっていただける方も多く好評でした

  まとめと展望
   (独)水産総合研究センター 理事 石塚 吉生