第14回地域水産加工技術セミナー(長崎市)を開催しました

 水産総合研究センターでは水産物を活用した地域振興の一環として水産庁や地域と協力して、地域の為の水産利用加工や情報を分かりやすく提供する水産加工技術セミナーを各地で開催しています。
 第14回目となる今回のセミナーは平成22年2月19日(金)に長崎市の長崎ブリックホール国際会議場で開催されました。今回のテーマは、「知りたい、食べたい、以西(東シナ海)の魚 ~和華蘭の文化が拓く長崎の新たな食~」で、当センターと水産庁、長崎市が主催しました。加工セミナー2回目の開催となる長崎市では特に農林水産物の販売への取り組みに努力しており、また毎月19日を「食卓の日」として家族で食を考える日としています。今回のセミナーもこれらの一環として実施しました。
 消費者、学生、水産関係者など約100名の参加者に熱心に講演を聴いていただきました。休憩時間には以西の魚である「ヨロイイタチウオ」のフィッシュバーガーの試食や長崎市役所の二胡愛好会による二胡の演奏が行われるなど、大変和やかでにぎやかなセミナーとなりました。

講演要旨はこちらから


熱心に聞き入る来場者

   以西の魚「ヨロイイタチウオ」のフィッシュバーガー
   試食に提供され好評でした

(主催者挨拶)
長崎市副市長 椎木 恭二

(主催者挨拶)
水産庁増殖推進部参事官 平井 光行

(来賓挨拶)
長崎県水産振興課 課長 田添 伸

   西海区水産研究所 標本管理室長 星野 浩一
   「東シナ海の魚類-形と種類の多様性-」

長崎市水産農林部
次長兼ながさきの食推進室長 池田 尚己
「長崎のまちは「夢市場」      
~食の宝庫、和華蘭 ながさき~」

長崎漁港水産加工団地協同組合
専務理事 谷川 昭夫
   「長崎漁港団地協の加工品開発販売への取り組み」

長崎県水産加工開発指導センター
所長 岡﨑 惠美子
「食品表示と賞味期限        
~加工品の賞味期限はどうやって決めるの?~」

   中央水産研究所 利用加工部長 村田 昌一
   「以西の幸は健康の源」


   料理研究家 脇山 順子
   「以西底曳きの魚を料理できる人になりましょう!」

(閉会の挨拶)
水産総合研究センター理事 石塚 吉生

(司会)
研究開発コーディネーター 鈴木 俊哉
軽妙洒脱な司会進行で会場を沸かせました

二胡愛好会の奏でる美しい調べに
来場者も聞き惚れていました