第8回成果発表会を開催しました

 「世界初!ウナギ完全養殖達成」を記念し、第8回成果発表会「ウナギ安定供給への第一歩。とどけ世界へ!食卓へ!」をテーマに平成22年5月29日(土)、都内の東商ホールで開催しました。学生、一般の方等約370名の方が来場し、熱心に耳をかたむけていました。
 ウナギ研究者の長年の悲願であった、ウナギ完全養殖が今年3月にようやく達成されたことを受け、そこに至るまでの道のりを苦労話を交え、3人の研究者より「ウナギ完全養殖への道」、「ウナギ完全養殖の技術的側面」、「産卵生態の解明にむけて南の海にウナギを追う!」と題し発表するとともに、当センター理事より「ウナギ種苗の量産化への展望」とし、「鰻」という日本の食文化を守る重要な技術に進展することを期待したいと、締めくくりました。
 ウナギについての来場者の関心が高いことが伺われ、時間が足りないほど、多くの質問が寄せられたほか、「講演を聞いて大変感動しました。研究に携わった研究者に一言お礼を申し上げたい」との有難いコメントもいただきました。
 また、ロビーでは、完全養殖で生まれたウナギの仔魚 (レプトセファルス) をはじめ、世界で初めて外洋での捕獲に成功した成熟ウナギ親魚の標本展示や、マリアナ海嶺諸島での捕獲調査の映像などを披露しました。
 今後とも皆様のご理解と一層のご支援をよろしくお願いいたします。なお、講演の概要は要旨集をご覧ください。

第8回成果発表会要旨集はこちらから

会場となった東商ホール

  主催者挨拶
   (独)水産総合研究センター 理事長 松里 壽彦

  産卵生態の解明にむけて南の海にウナギを追う!
   中央水産研究所 資源増殖研究室 黒木 洋明

  ウナギ完全養殖への道
   養殖研究所 繁殖研究グループ 田中 秀樹

  ウナギ完全養殖の技術的側面
   志布志栽培漁業センター 今泉 均

  ウナギ種苗の量産化への展望
   (独)水産総合研究センター 理事 井上 潔

会場の様子

レプトセファルス幼生に見入る来場者