第9回成果発表会を開催しました

3月15日に都内のニッショーホールにて、独立行政法人水産総合研究センター第9回成果発表会「水産ゲノム研究のビッグバン ~水産におけるゲノム情報の活用~」を開催しました。

水産総合研究センターでは、水産研究分野におけるゲノム研究を効果的また効率的にすすめ、水産分野で必要とされる課題に対応するため、「水産ゲノム研究戦略」に基づいて、研究開発に取り組んでいます。

まずはじめに、そもそもゲノム情報を活用した研究とはどのようなものか?など、あまり馴染みの無い方にもわかりやすく聞いていただけるような基礎知識や、水研センターではどのような取り組みをしているかなど概要からご紹介しました。次に、具体的な取り組み内容として、クロマグロやスサビノリのゲノム解析、ハダムシに耐性のあるブリの品種、ブリ細菌性溶血性黄疸ワクチン開発、新たな海洋モニタリングの手法として期待されている海洋プランクトンのメタゲノム解析手法などについて発表を行いました。質疑応答では、水産以外のゲノム研究の関係者などからも活発な意見や質問が出されました。

毎年行っている成果発表会とは少し雰囲気の違う水産ゲノムという専門的なテーマでしたが、会場には155名もの方にご来場いただきました。ご来場いただいた方からは、分かりやすい、興味深かったというご意見を多く頂きました。水研センターでは、これからも水産ゲノム情報の活用をふくめ、さまざまな手法で研究や技術開発にまい進してまいります。講演の概要は下記の要旨集をご覧下さい。なお、当日の会場運営に若干の不手際がありましたことをお詫びいたします。


第9回成果発表会要旨集

「水産ゲノム研究戦略」

FRAnews vol29「ゲノム研究最前線」



会場の様子

ロビーでのパネル展示

主催者挨拶
理事長 松里 壽彦


水産ゲノムビッグバン
~飛躍的に向上した解析能力で広がる可能性~
中央水産研究所  佐野元彦

マグロやノリなどのゲノム構造とそこから見えること
中央水産研究所 斉藤 憲治

ゲノム情報を利用して養殖品種をつくる
増養殖研究所 名古屋 博之

ワクチン開発へのゲノム情報の応用
増養殖研究所 高野 倫一


ゲノム情報で海を探る
~メタゲノム解析による海洋生物の多様性と環境評価~
瀬戸内海区水産研究所 長井 敏
                                                           
質疑応答



閉会挨拶
理事 井上 潔