蒼鷹丸(そうようまる)の名前がついた貝たち

 初代蒼鷹丸は「日本近海における大陸棚調査」を本格的に開始し、ドレッジにより採集された貝類の学名、和名に蒼鷹丸の名を数多く残しましたが、ほとんどは大陸棚以浅でした。

 蒼鷹丸Ⅱ世は竣工直後の試験航海時に、相模湾、城ヶ島西沖の水深700~750mでビームトロールを実施し、のちに20世紀の大発見と言われる深海の化学合成生態系で有名なシロウリガイ(Calyptogena soyoae OKUTANI)を採集しました。これも新種として、奥谷喬司により、蒼鷹丸に献名されました。

 その後、5,000mウインチを活用したビームトロールで採集された貝類も奥谷により数多く報告され、日本における深海ベントス研究の先鞭をつけたと言われています。
(「写真で見る中央水産研究所60年のあゆみ」より)