プレスリリース
独立行政法人水産総合研究センター
【要旨】
日中韓の三国は、連接一体的な水域に面しており、研究対象水域や対象水産資源、研究内容など共通部分が多く、連携協力の効果が期待されている。とりわけ、水産資源の持続的利用をはかるためには、マアジやサバ類の分布・資源量など研究の裏付けに基づく共通認識を形成することが重要である。
そこで独立行政法人水産総合研究センター(以下、水研センター)は、韓国国立水産科学院並びに中国水産科学研究院を訪問し、研究交流・協力の進め方等について協議を行い、韓国・中国それぞれの水産研究機関と、共同研究の実施、学術シンポジウムの共同開催、研究者の相互訪問、情報交換のための定期的会合の開催など、研究交流・協力の枠組み構築に合意した。
今後は、水産資源や養殖生産の環境問題に関する共同研究など、この枠組みに沿った研究交流が軌道に乗り、水産研究の分野から3カ国共通の理解が発展するものと期待される。
独立行政法人 水産総合研究センター
総合企画部 広報課 広報官 皆川 惠 TEL:045-227-2624
研究調査部長 關 哲夫 TEL:045-227-2674
・写真資料
(別添資料)
1.趣旨
日中韓の三国は、連接一体的な水域に面しており、研究対象水域や対象水産資源、研究内容など共通部分が多く、連携協力の効果が期待されている。とりわけ、水産資源の持続的利用をはかるためには、マアジやサバ類の分布・資源量など研究の裏付けに基づく共通認識を形成することが重要である。
そこで独立行政法人水産総合研究センター(以下、水研センター)は韓国国立水産科学院並びに中国水産科学研究院と、それぞれ研究交流・協力に関する基本的枠組みを構築すべく協議を行った。
2.協議日程
(1)平成17年7月4日(釜山、韓国)
韓国国立水産科学院との協議
(2)平成17年7月6日(北京、中国)
中国水産科学研究院との協議
3.出席者
(1)水産総合研究センター
理 事 長 川口恭一
研究調査部 部 長 關 哲夫
同 部 研究開発官 浅野謙治
同 部 研究開発官 本多 仁
経理施設部 栽培施設管理官 松本 淳
(2)韓国国立水産科学院
院 長 金 永奎 (Kim Young-Gyu)
研究管理課長 崔 禹政 (Choi Woo-Jeung)
漁業資源部長 白 哲仁 (Baik Chul-In)
他 4名
(3)中国水産科学研究院
院 長 王 衍亮 (Wang Yanliang)
対外合作処長 李 仁 (Li Yingren)
情報センター長 楊 生 (Yang Ningsheng)
他 4名
4.結果概要
研究交流・協力の進め方等について協議を行い、韓国・中国それぞれの水産研究機関と、以下のような、共同研究の実施、学術シンポジウムの共同開催、研究者の相互訪問、情報交換のための定期的会合の開催など、研究交流・協力の枠組み構築に合意した。
今後は、水産資源や養殖生産の環境問題に関する共同研究など、この枠組みに沿った研究交流が軌道に乗り、水産研究の分野から3カ国共通の理解が発展するものと期待される。
1)双方の機関が合意した分野における科学技術に関する共同研究の実施
2)双方の機関が合意した分野に関する学術シンポジウムの共同開催
3)双方の機関に所属する科学者の相互訪問等による人的交流の実施
4)双方の機関の意見及び情報交換のための定期的な会合等の実施