プレスリリース

平成17年11月10日
水  産  庁
独立行政法人水産総合研究センター
大型クラゲ出現状況等集計速報について
(11月10日現在)


 関係都道府県、漁業団体等の協力により、平成17年10月29日から11月9日までに寄せられた大型クラゲの出現状況に関する情報を以下のとおり取りまとめたので、お知らせします。

1.分布範囲(別紙参照
  大型クラゲは、北海道(日本海からオホーツク海にかけてと太平洋側)や福島県沖などでも出現が報告されています。瀬戸内海や四国沖、紀伊半島、東海地方、関東地方でも出現が確認されており、日本列島周辺の非常に広い範囲で出現が確認されています。

2.来遊量
  山口県から青森県及び岩手県の定置網では、海域により異なるものの、1回の網揚げで数百から一万個体以上が入網しているとの報告が寄せられています。底びき網や定置網で入網している大型クラゲのサイズは、傘径で20cmから1m以上と様々なサイズのものが混じっています。

3.漁業被害
  大型クラゲの大量入網などにより、漁撈作業の遅延、漁獲物の鮮度低下といった被害報告が多く寄せられており、一部の漁場では操業を休止している事例もあります。

4.その他
  なお、大型クラゲの出現状況に係る最新情報については、独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所のホームページ【http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/】でご覧いただけます。



本件照会先:
水産庁
増殖推進部 研究指導課 企画調整班 坂本幸彦、太田洋昌 TEL 03-3502-8111(内線7314、7315) 直通:03-3502-0358

独立行政法人 水産総合研究センター
総合企画部 皆川 惠 TEL:045-227-2624
日本海区水産研究所 日本海海洋環境部 飯泉 仁 TEL:025-228-0587