プレスリリース
平成24年3月2日
独立行政法人水産総合研究センター
独立行政法人水産総合研究センター
バランスのとれた漁獲に関する論文を発表
―食料安全保障と生態系保全を両立するために―
―食料安全保障と生態系保全を両立するために―
・米 Science 誌に「選択的漁業の影響を考え直す」と題した論文を発表
・バランスのとれた漁獲を行うことにより食料安全保障と生態系保全が両立できることを提唱
・日本の食文化が、さらに世界から注目される契機に
・バランスのとれた漁獲を行うことにより食料安全保障と生態系保全が両立できることを提唱
・日本の食文化が、さらに世界から注目される契機に
漁業専門家グループ(Fisheries Expert Group: FEG)は、国際自然保護連合(IUCN)の生態系管理委員会(CEM)に2008 年に組織された研究グループで、水産科学と環境保全の専門家により構成されています。この研究グループの目的は、水産業の持続可能な発展と海洋生態系の保全を促進し、諸関連政策に助言を与えるとともに、生態系保全と両立する漁業管理の考え方を提言することで、水産総合研究センターの研究者(中央水産研究所・牧野光琢)も参画しています。
この漁業専門家グループが執筆した論文「Reconsidering the Consequences of Selective Fisheries(選択的漁業の影響を考え直す)」が、米国Science 誌 電子版(2012 年3 月3 日)に掲載されます。
本論文では、生態系における栄養段階の下位から上位までの生物をバランスよく利用することで、食料安全保障と生態系保全は両立できることを提唱しています。これを契機に、多様な漁具でいろいろな魚を獲り、さまざまな料理法で頂く日本の食文化が、さらに世界から注目されることになります。
Reconsidering the Consequences of Selective Fisheries
本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター | ||
中央水産研究所 経営経済研究センター | 牧野 光琢 | TEL:045-788-7655 |
経営企画部 広報室 | 濱田 桂一 | TEL:045-227-2622 |