プレスリリース

平成24年3月12日
独立行政法人水産総合研究センター
日本海で漁獲される小型のサワラ(サゴシ)を有効利用した新たな加工食品を開発!
~サワラ加工マニュアルの公開~
・近年、日本海で漁獲が急増した小型サワラ(サゴシ)の有効利用技術を開発
・この成果をまとめた「サワラ加工マニュアル」をホームページにて公開

日本海沿岸では、近年、小型のサワラ(サゴシ)の漁獲量が急増していますが、この地域では馴染みの薄い魚であったために地元での加工や消費が進まず、この魚の有効利用が大きな課題となっていました。

この状況を打開するため、青森県から長崎県に至る日本海沿岸12府県と水産総合研究センターが協力し、日本海沿岸で漁獲されるサゴシを有効利用するための研究開発に取り組んだ結果、日本海で漁獲されるサワラの資源生態を明らかにするとともに、食品原料としての特性把握と新たな加工食品の開発に成功しました。

この成果を、日本海沿岸に限らず、サゴシが漁獲される全国各地で広く活用していただくこと目的として、今般、「サワラ加工マニュアル」を刊行し、水産総合研究センターのホームページ(http://jsnfri.fra.affrc.go.jp/pub/sawara-manual.pdf)で公開することといたしました。

この成果は、農林水産技術会議による新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業「日本海で急増したサワラを有効利用するための技術開発」により得られたものです。

別紙

本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター
日本海区水産研究所 資源管理部 浅野 謙治 TEL:025-228-0546
経営企画部 広報室 角埜 彰 TEL:045-227-2624