プレスリリース

平成26年 1月10日
独立行政法人水産総合研究センター
クロダイからの高濃度の放射性セシウムの検出について(速報)
  • ・(独)水産総合研究センターでは、福島県水産試験場と連携し、他の多くの海産魚種と比べて放射性セシウム濃度低下が遅いクロダイについて、その原因を研究してきました。
  • ・2013 年11 月17 日にいわき市四倉沿岸(仁井田川河口、福島第一原発から直線距離で37km 程南)で採取されたクロダイ(体長445mm、体重1,399g)から、セシウム134 と137 の合計値で12,400Bq/kg の放射性セシウムが検出されました。
  • ・今後、当該クロダイ個体について、放射性セシウムに最も汚染された時期を調べるため、耳石分析を行うこととしています。
  • ・なお、クロダイは、宮城県及び福島県で出荷が制限されているほか、茨城県北部では操業自粛の対象となっており、これらの海域で漁獲されたクロダイが出荷されることはありません。

別紙参考資料

本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター
研究推進部 研究開発コーディネーター 森田 貴己 TEL:045-227-2677
研究推進部 研究主幹 中田  薫 TEL:045-227-2646
経営企画部 広報室長 杉崎 宏哉 TEL:045-227-2621
中央水産研究所 海洋・生態系研究センター長 渡邊 朝生 TEL:045-788-7646